傷病状態だと親権を取ることは難しいですか?
持病があると親権の取得には不利ですか?
出産後に難病だと診断されました。通院を続けており、日によってはベッドから起きあがることが難しい状態です。しかし体調を見ながら家事や育児はこなしています。私個人の貯蓄や障害年金による収入もあります。
この度、夫と離婚することになりました。離婚するにあたり、娘の親権は私が取得したいと希望しています。しかし夫も娘の親権を希望しています。
夫には会社からの給与があります。収入という面では私よりも遙かに上です。しかし、夫は家事や育児にほとんど参加していませんでした。私が通院しながら子供を育ててきました。夫は私の体で子育ては無理だと言っていますが、今までだって私が育児をしていました。
怪我や病気があると、親権を取ることは難しいのでしょうか?
お答えします
親権取得に考慮されるのは体調だけではありません
怪我や病気、障害などがある場合に親権取得に影響はあるのか。親権を取ることは難しいのかというご相談です。
怪我や病気にも程度があります。ベッドから起き上がることが難しいくらい重い方もいれば、毎日普通にフルタイムで仕事をしている方もいます。
怪我や病気の状態はもちろん親権争いの際に一つの判断材料にはなりますが、病気や怪我があるからといって親権が取れないというわけではありません。
生活・教育環境、子に対する愛情の度合い、経済状態(資産、収入)、監護補助者の有無※(※周囲に子供をみてくれる人「祖父母」などがいるか)といった体調以外の事情も判断の対象となります。
病気を患っているという事情だけで親権の取得ができなくなるわけではありません。離婚問題を専門とした弁護士へ親権取得についてご相談することをお勧めします。
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