慰謝料請求や離婚は可能ですか? 夫の大声が恐怖です。

夫は声が大きく言葉が荒く怖いです。離婚や慰謝料請求は?

夫と結婚して40年になります。先日、夫が定年退職したことを機に、真剣に離婚を考えるようになりました。

離婚自体は、以前から可能性として考えることはありました。それというのも、夫はとにかく声が大きく言葉が荒いのです。夫婦で何気ない会話をしていても「馬鹿野郎が」「この野郎」「死ね」「殺す」などの乱暴なワードを言葉の端々に好んで使うのです。夫婦として連れ添って長いですが、こうした夫の言葉の乱暴さは結婚当初から苦手で、大声も相まってずっと恐ろしいと感じていました。

40年も連れ添っていると、夫婦喧嘩をすることもあります。しかし、夫の言葉が恐ろしく、言い返すことができた試しがありません。「この野郎」「ぶっ殺すぞ」という言葉が・・・たとえそれが本心でなく喧嘩の際の売り言葉に買い言葉だとしても、恫喝するような調子で言われると恐怖を覚えます。夫婦でテレビを見ていても、同じように大声で番組の内容に文句を言っています。見ているとうんざりします。精神的にも参ってしまいました。

退職した夫はずっと家におりますから、暴言を聞く機会も増えました。耐えられそうにありません。離婚したいと思っています。

最近「モラルハラスメント」という言葉を耳にしました。夫のこういった態度はモラルハラスメントに該当するのでしょうか。もし該当するとしたら、慰謝料請求できるでしょうか?

お答えします

もちろん離婚も慰謝料請求も可能。夫が応じなければ法廷へ

夫の大声や言葉に恐怖を感じている。夫の退職を機に離婚したい。離婚の際に夫へ慰謝料請求したいというご相談です。

モラルハラスメントとは、「言葉や態度で心身を傷つける精神的な暴力」のことを言います。言葉や態度は必ずしもご相談者様に向けられたものである必要はありません。一緒にいて言葉や態度に恐怖や精神的な痛みを覚えたのであれば、モラルハラスメントと考えることができます。もちろんこういった言葉や態度を理由に慰謝料請求をすることも可能です。

ただし、慰謝料請求をしたからといって相手が応ずるとは限りません。モラルハラスメントの特徴として、加害者側は「何が悪いかわかっていない」つまり「なぜ自分が慰謝料を請求されるのか納得できない」ことが多々あるからです。話し合いで慰謝料の支払いに応じてもらえなければ、最終的に調停や裁判で慰謝料の請求を求めることになります。

もちろんモラルハラスメントを理由として離婚を求めることも可能です。話し合いでの離婚(協議離婚)に応じてもらえなければ、離婚調停や離婚裁判を提起することになります。

モラルハラスメントでの慰謝料請求と離婚を求める場合、継続的に具体的な証拠を用意し、周到に進める必要があります。解決まで誠意を持ってご協力いたします。安心して弁護士にご相談ください。まずは、状況を確認し、証拠固めをするところからはじめて行きましょう。

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