夫の年収に対し婚姻費用が少ないため増額請求をしたいのですが・・

ホステス数人と夫の浮気が発覚し別居。夫の収入に対し婚姻費用が少ない

夫はいくつかの会社を経営する事業主です。仕事が忙しく、帰宅が深夜を回ることも珍しくありません。仕事が早く終わった日も取引先の方と飲みに行ってしまいます。家事や育児は基本的に私が担当し、夫は仕事に専念すると、夫婦の間で約束していました。飲みに行くのも仕事のうちと、口うるさく言ったこともありません。

しかし先日、夫が「飲みに行った」と嘘をつき女性と密会していることを知りました。調べてみると、浮気している女性は一人ではありませんでした。今まで飲みに行ったお店のホステス数人と関係を持っているようなのです。お酒を飲みに行くことも仕事のうちと思って我慢してきましたが、浮気まで許したわけではありません。浮気発覚後に二人の子供を連れて別居しました。夫からは婚姻費用として毎月10万円振り込まれています。

婚姻費用の額に不満を持っています。なぜなら、夫の年収は2,000万円を越えているはずだからです。正確な年収はわかりませんが、前に私の前で「年収は2,000万円以上だ」とこぼしたことがあったのです。年収の額に対し、あまりに婚姻費用が少なすぎるのではないでしょうか。

離婚については考え中です。まずは婚姻費用の増額を請求したいと考えています。婚姻費用には「○○円」という決まりはあるのでしょうか。もしなければ、夫に婚姻費用増額請求をしたいです。

お答えします

婚姻費用額の決まりはない。夫の収入の確認をしてから増額の請求を

夫が高所得者でありながら婚姻費用が少ないため増額請求したいというご相談です。

まず婚姻費用についてですが、「子供がいれば一人につき○○円」「浮気をした有責配偶者が支払う場合は○円加算」といった決まりはありません。なぜなら家庭によって生活スタイルや収入が異なっているからです。婚姻費用とは「生活のためのお金」ですから、生活スタイルや収入により変わってくるものです。だからこそ法律で一律の金額が決められているわけではありません。

では、何を目安に決めるかというと、それは裁判所で公開している「婚姻費用算定表」を基本的なラインとし、各家庭の事情を考慮して金額を考えます。

今回のご相談では、旦那様の所得に対し婚姻費用が低いと考えるため増額を請求したいということでした。増額請求をする前にまずは旦那様の収入状況を確認することが先決だと考えます。「確定申告書」や「課税証明書」などから確認することができます。収入を確認した上でどのくらいの増額が見込めるかを判断する必要があります。婚姻費用に精通した弁護士がお話を伺い、増額請求までの流れをご説明いたします。

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