離婚を引き延ばされた上に婚姻費用を大幅減額され困っています

離婚を引き延ばされている間に婚姻費用を減額され困っています

結婚二十年目の夫婦です。夫とは性格が合わず、長い間苦しんでいました。

三年前に別居し、離婚してくれるように働きかけを行っています。しかし「仕事が忙しい」「今日も残業だから話し合いは無理」「土日は友人と飲みに行くから離婚の話し合いはできない。飲みに行くのも仕事」という感じで、まったくまともに取り合ってくれません。三年間ずっと財産分与や年金分割について話したいとお願いし続けても「あー、はいはい」という不誠実な態度でした。別居中の生活費として婚姻費用は月額10万円ほど支払ってくれていました。

この度、娘が進学することになりました。ところが夫から婚姻費用を大幅に減額する旨の連絡がありました。「婚姻費用がかさんでいる」とのことでした

もともと離婚話に不誠実な態度だったのは夫です。夫が三年間も離婚話を引きのばしているのです。娘のために仕方がないという思いと、離婚話を引き延ばしておいて何と不誠実なことだろうという思いがあります。離婚が成立するまで婚姻費用を減額されたら困ります。財産分与や年金分割の話も遅々として進まないため、弁護士にお力添えいただきたいと思っております。

お答えします

婚姻費用がかさむのは夫側にも原因があると主張を

離婚話を持ち掛けているが、相手が不誠実な態度で話し合いを長引かせている。話し合いが長引いている間に婚姻費用減額の連絡を受けたというご相談です。

婚姻費用は別居中に支払われる生活費という性質を持ちます。額は夫婦の所得や家計状況に影響されますので、お子様が進学なさるのであれば学費を考慮すると、本来は増額してもらいたいのではないでしょうか。しかし、今回のご相談では「夫がずるずると離婚を引き延ばしている」という事情があります。離婚を引き延ばさず、早急に相談者様ときちんとした話し合いの機会を設けていれば既に離婚が成立していた可能性があります。婚姻費用がかさむ原因の一端はご相談者様の旦那様にもあるのではないでしょうか。

婚姻費用額に不満がある場合、調停の場で額について話し合うことや、裁判で主張し判決をもらうという方法が考えられます。調停や裁判では「婚姻費用の減額よりも離婚をスムーズに進める方が負担をおさえられる可能性があること」を相手方に対し訴えてゆくことが重要です。婚姻費用の問題に精通した弁護士がアドバイスさせていただきますので、ご相談ください。

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