夫(妻)との離婚を考えている方が悩みがちなポイントに「タイミング」があります。
離婚すると決めていても、果たしてどのタイミングで離婚するのがベストなのでしょう。お子さんがいると、ますます離婚のタイミングで悩んでしまうことでしょう。
離婚のタイミングを決めることで、そのタイミングに合わせて準備を進めることも可能です。
離婚のタイミングで悩んでいる方に、参考として、主な離婚のタイミングやタイミングごとのメリット・デメリットをご紹介します。
■年末など一年の区切りを離婚タイミングにする
芸能人はよく年末年始に離婚しやすいと言われます。
年末年始は海外旅行というかたちでマスコミから逃げやすいですし、テレビ局の人も休暇を取っていることが多いので、あまり追い回されずに済むと言われています。芸能人もタイミングを考えて離婚しているわけですね。
一般の方が離婚するときも「何かの区切り」「何度の区切り」などは良い離婚タイミングです。
たとえば年末を離婚タイミングにすれば、新年から新しい気持ちで生活できるというメリットがあります。ただ、年末はただでさえ慌ただしい時期ですから、離婚の手続きや話し合いが増えると、忙しさが増すかもしれません。
■夫(妻)の浮気を知ったタイミングで離婚する
夫(妻)が浮気をしているなら、浮気を知ったタイミングで離婚することも方法のひとつです。
配偶者を許せない気持ちが強い。もう顔を見ることすら嫌。このような気持ちを我慢すると、心身に負担がかかってしまいます。すぐに離婚することで、ストレス状態からすぐ解放されるというメリットがあります。
ただ、すぐに離婚してしまうと、財産分与や慰謝料の話が不十分で、後からトラブルになるリスクがある点がデメリットです。
■子供の独り立ちのタイミングで離婚する
お子さんがいる方の場合、お子さんの就職や大学進学などをひとつのタイミングとして離婚することも少なくありません。子供が独り立ちすれば、もう子育てについて心配する必要もありません。以降は自分の人生として、子供の進学や就職のタイミングで離婚するわけです。
子供の進学や就職を離婚のタイミングにすると、子育てで困りにくくなるというメリットがあります。ただ、子供の進学や就職までの間、離婚したい現状を我慢し続けなければいけません。
■離婚の準備ができたタイミングで離婚する
離婚後の生活資金の積み立てなど、準備が整ったときも離婚タイミングのひとつです。
準備が整ったタイミングでの離婚は、離婚後の生活で不安定になりにくいというメリットがあります。
離婚にはさまざまなタイミングがあります。タイミング次第で「離婚を失敗した」と困ってしまうこともあるため、事情に合わせてよく考えることが重要です。
離婚のタイミングに悩んでいるなら、当事務所にご相談ください。
事情を伺い、離婚のタイミングや離婚のためにしておいた方が良いことをプロがアドバイスいたします。