日本は結婚した夫婦の3組に1組は離婚すると言われています。
近年は熟年離婚なども話題になり、若い夫婦だけでなく長年連れ添った夫婦の離婚件数も増えています。実際のところ、日本の離婚率や離婚原因はどうなっているのでしょうか。
離婚に関する読み物として、離婚率や離婚原因についてお話しします。
日本の婚姻率【2024年版】
厚生労働省『人口動態統計』によると、2023年の日本の婚姻件数は47万件超えでした。
2022年と2023年を比較すると婚姻率は下がっています。
ニュースなどでよく「最近の若者は結婚しない」などと言われることがありますが、婚姻率が下がっているところを見ると、どの年齢層に限らず「結婚しない」「独身でいい」という選択をする人は増えているようです。
日本の離婚率【2024年版】
日本の離婚率は近年減少傾向にあると言われていました。しかし、離婚する夫婦の割合を見てみると、依然として「3組に1組は離婚する」という言葉が当てはまる状況です。
日本の離婚の特徴は、結婚して5年以内の夫婦や熟年離婚が多いところです。また、都市別に離婚率・離婚件数などを見てみると、東京や大阪、神奈川、埼玉、兵庫、福岡、北海道などが多くなっています。
地方都市と比較すると大都市の方が離婚率・離婚件数は多くなっています。
日本で多い離婚方法【2024年版】
日本の離婚方法には協議離婚や調停離婚、裁判離婚などがあります。
日本では協議離婚による離婚が最も多く、全体の8割ほどは協議離婚になっています。離婚する夫婦の多くは裁判所の調停といった手続きは使わず、話し合いにより離婚しているということですね。
日本の離婚原因【2024年版】
日本の離婚原因で特に多いのは「性格の不一致」です。
性格の不一致は広い意味を持つ言葉です。価値観が合わない。金銭感覚が合わない。子供の教育方針が合わない。家庭における家族の在り方の考え方が違う。離婚する夫婦によって何が合わないかはさまざまです。日本では何らかの合わない(性格の不一致)によって離婚する夫婦が多くなっています。
また、男性においては異性関係(浮気や不倫)、モラハラなど精神的な虐待などが主な離婚原因です。
対して女性の場合、夫が生活費を渡さないことや、モラハラなど精神的な虐待が主な離婚原因になっています。
2024年も含め近年の日本の離婚率や離婚原因、離婚方法などについて取り上げました。
2024年末にこのデータを見て、しみじみと離婚について考えてしまった方はいらっしゃいませんか。離婚を我慢して苦しい気持ちになるより、どこかで人生の決断をしてはいかがでしょう。
離婚したいという方は当事務所が力になります。お気軽にご相談ください。